日傘のおにいさん

日傘のお兄さん (新潮文庫)

日傘のお兄さん (新潮文庫)

★★★★★
不覚にもやられた。悲恋ものの王道フォーマットでいうところの障害の設定が現代的リアル。
社会学とかそういう粗い(荒い)括りで救えない人たちのために文学は存在する。

「ひとりぼっちになったお姫様を、王子様はとりあえずさらうことにしました」
――ありえん!